M&A
2018/06/05
M&Aで会社の売却を検討して、最初に行うことは、会社の売却の条件を決めることです。
この条件は非常に重要です。
条件の中には
・譲渡価格(会社の借入金の問題を含む)
・従業員の雇用
・代表者(オーナー)の継続雇用
・引継期間
などなど
最低限、上記の内容は決めておかなければならないでしょう。
特に価格面に関しては、【経営者の希望額】と【会社の一般的な価値】との乖離がある場合については、
事前にご依頼されるアドバイザーと十分に検討しておく必要があります。
というのも、初めから高すぎる譲渡金額を提示するとノンネームシート(注1)を、買手に見せた時点で具体的な検討さえして頂けない場合があるからです。
そして、売手側として必ず認識しなければならないことは、
買手は少しでも安く買いたい心理が働き、
売手は少しでも高く売りたい心理が働く
とうことです。
もちろん買手企業がどうしてもこの会社が欲しいという例外を除いて一般的には、当初売手企業が希望する条件については、何かしら買手企業から交渉があります。
この点は十分に認識しておきましょう。
よって、希望されている条件を100%満たすことは稀です。
それを理解した上で、予めどこまでならご自身の希望を下げれるのか、という最低限の条件も併せて考えておきましょう。
100%は無理でも80%の条件を満たすことは十分に可能です。
その様なことを事前にしっかりとご依頼されるアドバイザーと考えを共有させておきましょう。
事前にご依頼されるアドバイザーと条件面についてはしっかりとした共通認識を持ちましょう。
また、売手側の条件が100%満たされることは稀ですので、何を優先して何を妥協するのか、結果として80%の条件が満たされるような交渉を買手企業とすることをお勧めします。
条件を事前にしっかりと決めておくことがM&A成功の大切な第一歩になるのです。
M&Aでの会社売却 成功のポイントを詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
注1:会社が特定されないようにした簡易の案件概要書
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