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会社売却の検討段階

M&Aをする時は必ずアドバイザ―を入れた方がいいのか?

回答
売手企業はアドバイザーを入れて取引することをお勧めします。

 

近年M&Aが中小企業でも活発に行われるようになりました。

 

 

その際にアドバイザーを入れて取引をした方がいいのかどうか、迷われる経営者も多くいるのではないでしょうか?

 

 

仮に会社の売却や事業の譲渡を検討しているのであれば、買手企業を紹介してもらうというメリットがあるので、アドバイザーに依頼するというのは理解できるかと思います。

 

 

では、すでに社長同士が知り合いで、その会社へ譲渡することが決まっている状況でもアドバイザーを入れるメリットがあるのでしょうか?

 

 

「手数料を払うのがもったいないから、契約書を弁護士に確認してもらう程度でいいでしょ?」

とお考えの経営者の方も多くいることでしょう。

 

 

今回はそんな経営者の方向けにアドバイザーを入れるメリット・デメリットをお伝えさせて頂きます。

 

そもそもM&Aアドバイザーを入れるべき?

 

会社や事業の売却を行う際に、M&Aアドバイザー(仲介会社)を入れるかどうかで

迷われている経営者も多いのではないでしょうか?

 

 

知り合いの経営者同士の場合などは、アドバイザーを入れずに

事業の引継ぎを行っている事例など多く存在するのも事実です。

 

 

では、実際はアドバイザーをいれて会社や事業の売買を行った方がいいのか、

もしくはアドバイザーを入れずに行っても問題はないのか、

その辺りについて今回はお伝えしていきます。

 

 

まずは、M&Aアドバイザーを入れるメリット・デメリットから見ていきましょう。

 

>>M&A業界みんなのギモン 【業務内容編】

 

アドバイザーを入れるメリット・デメリットとは?

 

アドバイザーを入れるメリット・デメリットですが、下記のようなメリット・デメリットがあります。

 

 メリット デメリット

譲渡価格の交渉がスムーズに行える

譲渡後のリスク防止策などきめ細やかな対応ができる

売手側からすれば安心した買手企業を紹介して頂ける

 

スピード感の欠如

成功報酬の手数料が発生する

 

 

それぞれ個別に内容を見ていきましょう。

 

アドバイザーを入れて取引をするメリット

 

1.譲渡価格の交渉がスムーズに行える

 

アドバイザーを入れることでのメリットで一番に挙げられるのが、価格交渉などがスムーズに行えるという点です。

 

 

経営者の中には、金額の交渉が苦手で…という方もいらっしゃいます。

 

 

どちらかの言い値で決まってしまう場合もありますので、双方にとって過剰な金額の取引とならないためにも、アドバイザーをいれて価格交渉は行った方が大きな損失はないでしょう。

 

 

2.譲渡後のリスク防止策などきめ細やかな対応ができる

 

M&Aアドバイザーを入れて取引する上で、最も重要視される(重要度が高い)のがリスク防止です。

 

 

特に、お互い知った間柄同士の取引の際に、細かな決め事をしておらず、後々に問題が発生したという場合は非常に多いです。

  

 

具体的にあった事例ですが、M&A成立後に起こった問題で、本来はアドバイザーが間に入って調整すればよい事柄でも、調整する役割のアドバイザーを入れて取引していなかったために裁判になって争ったというケースもあります。

  

 

アドバイザーを入れることで、売手経営者/買手経営者が気付かなったリスク防止についても、多くの実務経験があるアドバイザーからアドバイスを受けることでリスク防止ができるはずです。

 

 

3.売手側からすれば安心した買手企業を紹介して頂ける

 

近年はインターネット上で売手企業、買手企業のM&Aマッチングビジネスができるようになりました。

 

 

会社や事業の売却をしたい企業がそのサイトに登録するだけで買手側から問合せがくるという仕組みです。

 

 

このように売主側がアドバイザーを入れずとも買手候補を募集することも可能になっているのも事実です。

 

 

一方、誰でも問合せができるので、

 

・買手側がどういった企業なのか?

・安心して会社や事業を託せるのか

 

は、正直話を進めてみないと分かりません。

  

 

そういった意味では、アドバイザーから紹介を受けた買手企業の方が、実績がある企業や売手企業とマッチしそうな企業を紹介して頂けるので、売却した後の会社や従業員からすれば安心感はあるかもしれません。

 

アドバイザーを入れて取引をするデメリット

 

1.スピード感が遅くなる

 

関わる人間が増えれば増える程、スピード感が遅くなってしまうのは事実です。

 

 

また、相手方の想いや考え方などアドバイザーを通して伝えられるので、判断や決断を鈍らせてしまう場合もあります。

 

 

この点については、双方が直接やり取りした方が、相手の考えが理解できたり、疑問点などが発生した場合はスピーディに解決できたりなどメリットは非常に大きいです。

 

 

2.成功報酬の手数料の発生がない

 

M&Aアドバイザーを入れることによる売手側/買手側のデメリットとして、経営者が最も思いつくのは成功報酬の手数料が発生するかしないかではないでしょうか?

 

 

実際に会社や事業の売却が決まった際の手数料は、150万円から譲渡代金の額にもよりますが、1,000万円以上になる場合もあります。

 

 

この手数料がネックになって譲渡価格を下げるケースなどもあるので、アドバイザーを入れるかどうかで迷う際の大きなポイントが成功報酬の発生(成功報酬の額)であることは間違いありません。

 

 

上記のアドバイザーを入れるメリットと成功報酬の手数料を天秤にかけ、熟考した上で決めるのも選択肢の1つです。

 

>>M&Aアドバイザーの具体的な仕事はなんですか?

 

売手側は基本的にはM&Aアドバイザーに依頼した方がいい

 

売手側の企業はアドバイザーを入れた方がメリットがあります。

 

 

会社や事業を売却した経験が多くある経営者は別ですが、基本的に売手側の経営者は会社や事業の売却を多く経験することはありません。

 

 

殆ど経験がないこと会社や事業の売却を自身の判断で行うことは非常にリスクがあります。

 

 

アドバイザーを入れるメリットでもお伝えしましたが、

 

・適正な譲渡価格での取引

・売却後のリスク防止

 

この2点だけでもアドバイザーを入れるメリットは十分にあります。

 

 

仮に手数料の問題だけでアドバイザーを入れるかどうかを迷っているのであれば、アドバイザーを入れて取引をすることをお勧めします。

 

 

必ず手数料以上のメリットを売手側経営者に残してくれるはずです。

 

 

また、買収する企業がまだ見つかっていない場合などもアドバイザーに依頼することで、自社にあった買収先を紹介して頂けるので、そういった面からもアドバイザーを入れた方がメリットはあると考えます。

 

>>会社売却をする際の手数料の相場はどのくらい?

 

買手側は本来、自社で処理する方がメリットはある

 

逆に買手企業の場合は、アドバイザーを入れるメリットは売手企業よりも少ないです。

 

 

会社や事業の売却を数多く経験している買手企業の場合は、特にその様に感じるのではないでしょうか?

 

 

仮にアドバイザーを入れるメリットがあるとすれば、売却案件の紹介を受けることができる点は大きなメリットかもしれません。

 

 

独自の案件紹介ルートがあるのであれば、自社での内製化を行った方が、買手企業にとってはメリットがあるかと思います。

 

まとめ

 

アドバイザーを入れるメリット・デメリットは下記の通りです。

 

 メリット デメリット

・譲渡価格の交渉がスムーズに行える

・譲渡後のリスク防止策などきめ細やかな対応ができる

・売手側からすれば安心した買手企業を紹介して頂ける

 

・スピード感の欠如

・成功報酬の手数料が発生する

 

 

売手側の企業については、アドバイザーを入れることを強くお勧めします。

 

 

それは

 

・適正な譲渡価格での取引

・売却後のリスク防止

 

この2点だけでもアドバイザーを入れるメリットは十分にあるからです。

 

 

最後に1ポイントアドバイスです。

 

 

仮に売手・買手が決まっている状況で、アドバイザー会社(仲介会社)に契約や条件面に関する業務を依頼する場合は、

成功報酬の手数料の減額を依頼してみてください。

 

 

一般的には、契約や交渉のみの業務依頼の場合は、通常の成功報酬の50%程度が相場です。

 

ご参考になれば幸いです。

 


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